【肘をあげて投げろ】は間違い?!

よく指導者から
『肘下がってるから、上げろよ!』と
言われたこと、あるいは今現在進行形で言われていませんか?
そのような指導をされているチームスタッフさんはハッキリ言いますが間違っています!
『肘を上げろ』で上がる子どもはほとんどいません!
まずはみるポイントをお伝えします!
【SSEライン】ってご存知ですか?
SSEラインとは
ショルダー・ショルダー・エルボー
のことで、両肩と肘が一直線であるかと言うのがそもそもの指標です!
大体の指導者の方は肩より下がってると言ってる方がいると思います!
地面に近い状態に下がってるのではなく、
両肩と肘が一直線であれば下がってるとは言いません!
小学生くらいの子は高い位置で投げるのはなかなか難しいです!
それをやらしてしまうと、力が伝わらなかったり、肩のケガに繋がります‼︎
まず見るところはそこをみてください!
次に【原因】についてです!
肘がどうしても下がってしまう子への指導の時に大切なことです!
原因については3つあると思います!
♦︎力み
♦︎下半身の使い方
♦︎肘を上げろというプレッシャー
【力み】についてですが、
筋力の弱さで力が入りづらい子がいます!
ボールを握るにも力が入ります!
そういう場合必ず力みに繋がります!
力むと余分なところに力が入る(投げるには肩が力むことが多い)ため肘が上がらなくなります!
こういう場合はボールの握り方を変えたり、腕に刺激(ぶら下がったり、棒を引っ張ったり)してから始めると良いと思います!
握りも低学年の子には人差し指と中指で投げる必要はないと思います!
いわゆるチェンジアップのように3本または5本で投げても良いと思います!

【下半身の使い方】について
下半身が上手く使えないと打つにしても、投げるにも上手く行きません!
腰の回転、軸の回転が速く回ること腕が伸びたりします!
なので下半身を回すための練習をしないといけないです!
下半身も使い方が上手くいかなければ余分な力が他に入ります!
なので分離して下半身を使う練習をしたりしなければなりません。
子どもは下半身は弱いものです!
なので回旋運動が苦手です!
ここがリンクしてないとわからない問題だと思います!
練習を行う際には下半身の動きにも注意してください!
【肘を上げろ】
これは本当に何もわかってない指導者による発言で、現場で指導していてもよく聞く話です!
肘を上げろというプレッシャーで肘をあげようとして肩に力が入ってしまう。
肘をあげようとしてやったらフォームが崩れてコントロールがうまくいかない。
よくある話です!
テイクバックを直したり、肘上げた状態で投げさせたりしても根本の解決にはなりません!
そのような練習をするのではなく、
下半身が使えてるのか、力みがないのか、肩甲骨の柔軟性があるのか、太ももの硬さはどうなのか、体幹はどうなのか?
などをチェックしてください!
【やるべき練習】
最後に家でやるべき練習をお伝えします!
♦︎柔軟、ストレッチ、ヨガ
これだけです!
トレーニングなどは実際一人ひとり違うので一概には言えないのでここでは言いませんが、
柔軟、ストレッチ、ヨガはやって損はありません!
うちの子柔らかいから大丈夫という方もいますが、やってみてください!
必ず体が変わります!!

長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます!!